見たの2週間ぐらい前ですけど(^_^;)
私は原作の漫画は全く読んだことがないので、その点の先入観はゼロ。
ドラマは全部見たしとても好きだったので、映画化と聞いた時は嬉しかったんだよね。
なにしろこの系統のドラマ&映画化と言えば、『おっさんずラブ』の悪夢があったわけだけど、おっさんずラブもまだ映画までは何とかギリ許せる範囲だったとは思う。
もちろん予告編を見た時から、悶々とする『これじゃない感』は否めなかったけども。
でもまあ、公式がセルフで二次創作したような空港ドラマに至っては、完全に許容範囲を逸脱したからさ(-_-;)
おかげで、最初のオリジナル版ドラマ、次の連続ドラマ化までは素晴らしく、社会現象にまでなったおっさんずラプは、最終的に尻すぼみのやっちまった作品になってしまったと言うか(爆)
この惨憺たる失態のおかげかどうか(笑)『きのう何食べた?』は通常ドラマもスペシャル版も映画も、ファンの期待を裏切ることのない出来で安心したんだわよ(笑)
これも映画化については、見た人の間でも「わざわざ映画にする内容か?」とか「TVでスペシャルドラマで十分だったのでは?」とか言ってた人たちもいたけど、おっさんずラブの悪夢に比べたら、あんな幸せな映画はなかったと思う(笑)
で、今回のチェリまほ。
そもそもがおとぎ話設定の話だし、ドラマ自体もラブコメ要素が強い胸キュン系(笑)だったし、ドラマ自体が魔法が解けて幸せになりました、おしまい♡って感じだったので、映画化ってどうするのかな?とは思ったんだけど。
設定は30になるまで童貞だったら魔法使いになる、という題名まんまの話で(笑)、地味なサラリーマンの主人公の安達清(赤楚衛二)は30過ぎて本当に魔法使いになったというか、触れた人の心が読める能力を身に着けてしまったのね。
そして優秀過ぎる同期&超絶爽やかイケメン+性格もすこぶる良い黒沢優一(町田啓太)が、こともあろうか自分に恋してるのを知ってしまう。
でまあ、いろいろあって二人は両思いになって結ばれるわけだけど、この過程がコミカルかつキュンキュン展開で最高に面白かった。
一見シュッとした完璧なイケメンの黒沢くんが、心の中でものすごい妄想を暴走させてたりするのが面白くて(笑)
今回の映画は、私はそこまで違和感もないまま最後まで見れたと言うか、なんだろうね、事さらにラブコメと意識して見てなかったからだと思うけど、重苦しいとか暗いとかシリアスすぎるとか、そういう風には思わなかったんだよね(笑)
誰かを好きになってときめいて盛り上がって、という過程も美しいし楽しいんだけど、やっぱり人生とか生活とかそういうベースで考えたらシリアスな面も当然出てくるわけだし、成長したり環境が変化すれば変わってくることもあるわけで。
少なくとも「明るく楽しいラブコメ期待したのにシリアス展開なんかいらないんですけど!」とは思わなかったなあ。
おっさんずラブの映画見た時に感じた「見たかったのこれじゃない」に比べたら、もう全然文句ない!!(笑)
むしろ二人がそれぞれの両親に会って自分のパートナーとして相手を紹介したり挨拶するシーンも、正直言えば「こんなに物分りよく理解して、すんなり受け入れてくれるわけない」と思いつつ、二人とも(いい意味で)こんなにいい子に育ったわけだから、両親もそういう子を育てる立派な人達なのだとも思ったり、最後の方のシーンも二人を受け入れてる人たちに、思わず「LGBTQも肌の色も関係ないっす」なスパルタカスの世界かよ(笑)と思えるぐらいだった。
だけどまあ、ベースがおとぎ話ならこれもいいのか、こういう世界であってほしいよな、と思ったりとか。
シビアな面もたくさんあるんだろうけど、そこまで描いてしまうと本当に別物になってしまうし、だからってそういう面に触れてはいけないのか、というとそうは思えないし。
話の内容は今回も割愛しますが(^_^;)、確かに安達の転勤期間の話はもう少し尺取ってほしかったかな。
なにしろ作品自体が2時間ないから、そこはちょっと描き込みが物足りなかったかも。
後ねえ、キスシーンとかラブシーンとか、ないならないで私は全然構わないのよ。
だけどドラマの時もそうだったけど、ベッドに一緒に寝てる時にシャツ着てるのは違和感しかなかった(笑)
別に何もしなくてもいいけど、せめて見えてるとこだけでも素肌であってくれ(笑)
キスシーンも中途半端なことするなら、いっそ入れるな(^_^;)
ドラマじゃなくて映画なんだから、そこはもう一歩踏み込んでほしかったと思うけどね。
キスシーンが!ラブシーンが!と怒ってる人たちもいたけど、これも単純に出し惜しみすんなって人と、表現として必要だったろう!って人といて、私も表現としてそこはハッキリさせても良かったんじゃないか、ってのはあるから。
いや、いくら30まで童貞だったとはいえ、安達も黒沢も大人なんだからさ(笑)
でも、きのう何食べたの二人もそうだったけど、赤楚くんと町田くんも素で仲良しな部分が見事に反映されてる感じのイチャコラぶりで、そこはもう本当に幸せ過ぎ&ごちそうさまだったですよ!(笑)
町田くんみたいな美しすぎる王子様みたいなのが、息子さんと……って挨拶に来たら、ひれ伏すわ!献上するわ!(笑)とか思ったし。
おとぎ話だけど、現実も無視してませんという内容だったので、それが受け入れられない!って人は駄目なのかな。
私は全然大丈夫というか、十分おとぎ話だと思ったんで(笑)ラブコメ一辺倒じゃなかったけど面白かったよ。
安達の親友の柘植さんとその恋人の湊くんの部分は、もうちょっと欲しかったなあ。
あの二人も好きだから。
でも面白かったし、今回の見た人達の感想や意見もしっかり踏まえて、安達と黒沢の新婚さんいらっしゃい100%ラブラブハッピー続編とか作ってくれないかな(笑)
主人公の二人は大変魅力的です。
町田くんは『女子高生の無駄遣い』のワセダで知ったけど(笑)ドチャクソお綺麗ですよね。
正しい美青年(笑)
赤楚くんは小動物的可愛さだけど、この映画の中での安達は成長著しいです。
興味のある方はぜひぜひ!
ではでは、今日はこれにて〜〜☆