ではでは、ついにナグロンおさらい最終回です!
前回、ローマ兵の剣にカストゥスが倒れ、ナシルとアグロンはさらなる闘志に燃えてローマ軍と戦っています。
何がいいって、やっぱり常に目に届く所にお互いがいるってことでしょうか。
なにしろ生きるも死ぬも共に、という誓いを胸に戦場を駆け回っているわけですから。
戦場で戦うことが生き甲斐と言っていいほどのアグロンは、えらいこと物騒なことを口にしてテンションMAX状態(^ ^;)
しかしさすがに冷静なスパルタカスは、クラッススを追いつめるため、アグロンに自分から敵の注意をそらすよう命じます。
クラッススも常に冷静ではあるんだろうけど、いかんせんそこは成金一家の育ちで根っからの兵士でも戦士でもない人なわけで、戦場だとイマイチ要領が悪い感じは否めないっていうか(笑)
この、鬼のような形相で駆け上がって来るスパルタカスの迫力はすごかった!
この戦闘シーンのリアムさんは、本当に最後を飾るのふさわしい迫力の名演でしたね〜〜。
ずいぶんと端折って申し訳ないですが(汗)スパルタカスとクラッススは死闘を繰り広げ、ついにスパルタカスがクラッススを!!……という瞬間、ローマ兵が背後から放った槍が、無情にもスパルタカスの胸を、さらに脚をも貫きます(T T)
そしてクラッススがとどめを刺そうとした時……!
これがアグロンじゃなかったら、逆にビックリだわ!(^ ^;)
駆けつけた騎馬に蹴散らされ、ふっ飛ぶクラッスス。
で、そのまま丘の下まで転げ落ちるクラッスス(無事なのが分かってるのでムカつく)
アグロンはすぐに馬を下りて、眼下のクラッススを睨みつけます。
すぐにナシルも駆けつけ、ローマ兵を退けた後、急いでスパルタカスの元に駆けつけます。
しかしその姿を見て、絶望的に表情を歪めるナシル。
家事奴隷に過ぎなかったナシルが、いつの間に馬まで乗りこなすようになったのか(^ ^;)
スパルタカスは声もなく、ただナシルを見つめます。
アグロンは崖下でもがくクラッススをどうしようかと考えている様子。
ナシルはアグロンの姿を認めると、大声でその名を呼びます。
我に返ったように振り返るアグロン。
慌ててスパルタカスたちの元に駆け寄るアグロンですが、スパルタカスの姿にナシル同様に絶望の色を隠せません。
しかしスパルタカスは瀕死の状態でありながら、なおもアグロンに「剣をくれ」と。
アグロンとナシルは、とにかくこの場から離れなければ、とスパルタカスを安全な場所まで運ぶことに。
戦場を振り返るスパルタカスの目に、圧倒的なクラッスス軍の攻撃の中で壊滅状態の自軍の様子が遠い幻のように映ります。
生き残った仲間と共に、スパルタカスを連れてようやく山に逃げてきたアグロンとナシル。
意識を取り戻したスパルタカスに「生きてるぞ!」と。
しかし、スパルタカスが既に虫の息なのは誰の目にも明らか……
アグロンはスパルタカスに山に着いたことを告げますが、スパルタカスの「みんな無事か?」との問いに、ナシルは悲しそうにアグロンの顔を見つめます。
アグロンは、ポンペイウスに襲われて大勢の仲間が命を失ったことを告げます。
ラエタが見つかる前に山道に運ぼうと言い、アグロンとナシルはスパルタカスを動かそうとしますが、もうスパルタカスには余力が残っておらず「動かすな」と。
スパルタカスは「少し休む」と言い、ナシルは「ここは危険だ」と言いますが……
スパルタカスは自分を置いて行ってくれと言います。
アグロンはただ、スパルタカスを見つめるばかり。
彼の意志の強さを知ってるもんね……
ラエタたちから涙ながらに名前を呼ばれたスパルタカスは、口元に微かに笑みを浮かべ「本当の名ではない」と。
そして嫁バカ・スパルタカスは、ついに愛する妻の声で本当の名が呼ばれる、ずっとこの時を待っていたと嬉しそうに言うのですね(T T)
もう半分泣いてるアグロンに「涙を流すな」と言って、その腕を掴むスパルタカス。
そして「これは究極の勝利なんだ」と。
奴隷ではなく自由人の身でこの世を去ることが、究極の勝利なのだとスパルタカスは言ってるわけです。
アグロンは堪らず涙を流して俯きます。
そんなアグロンの様子をナシルも悲しそうに見つめ、その場はすすり泣きに包まれます。
ナシルだってスパルタカスに大恩があるし、悲しいに違いないんだけど、やっぱり気がかりなのはアグロンの胸中みたいなのよね。
悲しそうなアグロンを見るのがつらいというか、心配というか、そんな感じ。
すると、一天にわかにかき曇り、太陽の光が陰るのと同時にスパルタカスの息も……
アグロンの腕を握っていたスパルタカスの手からスッと力が抜け落ち、アグロンはスパルタカスが去ったことを悟ります。
この時の、アグロンの静かな表情が逆にグッと来る!!(涙)
そして空からは大粒の雨が落ちてきます。
『雨を降らせし者』ですもんね。
さしずめ日本風に言うなら『涙雨』って感じもあるかな。
ナシルも沈痛な表情……
アグロンはバティアトスの館からずっとスパルタカスと一緒だったわけで、彼のここに至るまでの苦難の道のりと、どれだけ多くのものを失って戦ってきたかを知っているので、彼の死を悲しみ悼む気持ちと共に、ようやく彼に訪れた平安を思い、少し安堵するような気持ちもあったかも。
かくいうこの私も、このシーンは1stシーズンからの出来事が、文字通り走馬灯のようにいろいろと思い出されて、これでようやく最愛のスーラの腕の中に行けたんだと、ブワワ〜〜ッと涙が出ましたよ!!(T T)
スパルタカスの死を見届けたアグロンは「いつかはローマも滅びるだろう」と口を開きます。
「だけどあんたは永遠に生き続ける……自由を求める人々の心の中で」
そしてアグロンはスパルタカスの額に静かにキスします。
心なしか、スパルタカスの表情がとても安らいで見えますよね……。
この、アグロンがスパルタカスの額にキスするのはダンさんのアドリブだったそうです。
ドゥロが死んだ時にした事を、スパルタカスにもしようと思ったんだとか。
アグロンって、確かにものすごくスパルタカスを慕ってはいたけど、やっぱりそれって『兄弟愛』だったのだと示してもいたのかな?と思わなくもない(笑)
でもまあ、アグロンが愛して止まないのがナシルだってことを考えれば、タイプじゃなかったのかなとも思うし。
アグロンって他にサンプルがないから、ナシルが好みのタイプなのかどうかもよく分かんないんだけど、ダンさんは最初からアグロンはナシルに肉体的にも魅かれてたと思うってインタビューで言ってたと思うんだよね。
まあ、分からんよね(笑)バルカなんて全然違うタイプと付き合ってたし。
アグロンたちは生き残った仲間たちと共に、ローマ軍から逃れて新天地を目指し旅立つことに。
アグロンは名残惜しそうに、一点を見つめて立ち尽くしています。
そんなアグロンに気付いたナシルは、アグロンの肩を叩き「さあ行こう」と目で促します。
アグロンは頷きながらも、まだ名残惜しそう。
しかしナシルの表情は晴れ晴れとしてるよね(笑)
若者は切り替えが早いわ!(違)
この時、アグロンてばナシルに手を引かれてるんだよね!
見えてないのが腹立たしいけどね!(笑)
「よし、行こう」って感じで、アグロンがナシルの肩に手を添えるとこも地味に好き(笑)
アグロンが特に子ども好きだという気はしないんだけど、ダンさんはゴートファームでナシルと家庭を築く気満々なかんじのツイートしてたことあるから、山羊も子どもも野菜も育てたのかもね〜〜(笑)
こうして旅立つ2人の姿で最後が締めくくられるのが、すごく幸せな気持ちになれると言うか、明るく日が射す中に2人が歩いて行くことで、彼らの未来も明るかったに違いないと思えるところがいい。
アグロンがこれを置いて行ったのは、戦う日々と決別したとも取れるし。
でも、この下にスパルタカスの亡骸が葬られてるとは思えないよね。すぐ見つかっちゃう(^ ^;)
荼毘に付すのも時間や煙で難しかったろうし、どうしたのかね?
一応歴史上じゃ、スパルタカスの遺体は発見されてないってことらしいけど。
しかしこうして見ると、やっぱりアグロンとナシルって、血と欲望と策略でドロドロだったスパルタカスの世界の中での癒し、純愛の象徴だったよねえ(笑)
私はやっぱりここで希望に満ちたエンディングのまま終わってほしいので、続編とかスピンオフとか要らないです!
余計なことしないで!って感じ(笑)
だってデナイトさんも言ってたもん「スピンオフはないよ。ファンのみんなの考えを尊重するよ」みたいなことを。
それでは、これでナグロンおさらいはおしまいです。
お付き合い下さってありがとうございました<(_ _)>
次はMalo劇場頑張らないと〜〜(^ ^;)
スパルタカスおさらいもそのうち(笑)
早くfic仕上げろよな(-_-;)