さあ、いよいよフィナーレですよ!!
もう1回、おまけ的エピソード(でも重要)がありますが、実質的には今回が最終回です。
長らく続けてきた、フラコさんとラロちゃんの紆余曲折の愛の物語の結末は……?
自宅療養中のラロちゃんを突然訪ねてきたフラコさん、ラロちゃんへの変わらぬ愛を告げ、これからもずっと一緒にいたいと言いますが、ラロちゃんは内心嬉しいに違いないながらも戸惑いを隠せません。
「俺はおまえを急かすつもりはないよ。おまえは必要なだけ時間を使っていい」
フラコさんの言葉に、ラロちゃんはどこか胸をときめかせているような表情に。
「俺はいつでもおまえを待ってる」
フラコさんの言葉を聞きながら、ラロちゃんは自分の感情の昂ぶりを抑えるように表情を引き締めます。
「……フラコ、分からないよ……俺に何を言おうとしてるの?」
この状況にまだ懐疑的なのか、ラロちゃんは慎重な口調でフラコさんに彼の真意を問いかけます。
「おまえは俺の人生の愛だと言ってるんだ」
「おまえ無しじゃ生きていけない」
ラロちゃんの口元に、自然に笑みが浮かびます。
「だから、俺は残りの人生をお前と分かち合っていきたいんだ」
真っ直ぐなフラコさんの思いを伝える言葉を噛みしめるように、ラロちゃんは微笑んだままじっと聞いています。
「愛してる」
おそらく一番求めていた大切なその言葉に、ラロちゃんの瞳に切なげな色が浮かびます。
しかし、フラコさんが続けて「それにおまえはまたサッカーが出来るようになる。俺にはわかってる」と言うと、自嘲的な表情で顔をそらしてしまうラロちゃん。
でも、フラコさんはそんなラロちゃんに「駄目だ、無理だなんて言っちゃ駄目だよ。おまえはまたプレーするんだよ」と畳み掛けるように言います。
「俺はそこにいるし、おまえを助けるよ」
力強い言葉に、ラロちゃんの表情も和らぎます。
「それにおまえは、おまえのキャリアと俺のどちらかを選ぶ必要はないはずだ」
それはすなわち、フラコさんはラロちゃんのキャリアのためなら自分の引退を厭わないという意味だよね。
「いいや、いつの日か時代に逆行する人たちの考えが変わることを祈ろう」
ラロちゃんの言葉に、フラコさんも「その通りだな」と嬉しそうに答えます。
「知ってるかい、フラコ?」
「何をだい?」
「あんたはこれまでの俺の人生の中で起きた、最高に素晴らしいことだよ」
ラロちゃんの言葉にフラコさんの瞳が嬉しそうに輝きます。
そして幸せそうに微笑みあった2人は……
引き寄せられるように……
確かめ合うように何度も唇を重ねながら、一度離した唇をもう一度改めて重ねる最後のところが特に萌え♡
そして互いの頬を撫で合いながら、微笑み合う2人。
ラロちゃんの方からおでこをくっ付けるのがまたもや萌え♡
これぞ正にハッピーエンドですよね!!!(T_T)
フラコさんがラロちゃんに言った「おまえは俺の人生の愛だ。おまえ無しでは生きていけない。だから俺は残りの人生をおまえと分かち合いたいんだ。愛してる」っていうの、明らかにプロポーズですもん!!(*ノェノ)キャー
始めは世界的なスター選手とデビューしたての無名の新人選手として出会い、兄弟のように仲良くなった2人でしたが、妻子がありながら実はゲイだったフラコさんのラロちゃんへの好意が恋情に変わり、その場の勢いでいきなりキスされて最初は戸惑って拒否したラロちゃんでしたが、元々フラコさんには憧れと尊敬と好意を抱いていたラロちゃんの気持ちも恋心に変化。
その後、フラコさんの隠してきた性癖が奥さんのリリさんの知るところとなり、殺人事件絡みで勝手な思い込みで復讐心に燃えるタトの策略でカム・アウトすることになり、何度となく離れることと元サヤに戻ることを繰り返し、あらゆる苦難を乗り越えた2人がこうして本当に結ばれたのは嬉しい!
やっぱりねー、ハッピーエンディングが一番好きなんだよね〜〜。
だからナグロンも好きなんだよね(笑)
次回が本当の最終回になりますが、まあおまけ的なものなので短いです。
ではでは、今日はこれにて〜〜☆