良くも悪くも、そう簡単には変わらない。
昨日の新日本の社長とオーナーの記者会見は、随分と飯伏くんのことを持ち上げて真摯な姿勢をこれでもかと見せつけていたようでいて、見てて本当に事務的であり胡散臭くもあり、そもそも飯伏くんが同席していないのがなんとも不自然だった。
あとから飯伏くんがファンの人にリプしていたのを見ると、本人は同席したかったのに出来なかったようだというのが分かる。
ただこれは新日本側が隠し仰せない場で、事前にどんな取り決めをしたところで、飯伏くんが母親の自殺未遂で重症を負ったことを公に謝罪するよう求めてくる可能性が大きかったから、どうとでも言いくるめて同席させなかったんだと思う。
その場で謝罪する羽目になったら将来的に保証や賠償という問題が出てくるし、さすがに世間的にも人の口に上るようになるだろうし、そうなったらようやくコロナ禍で受けた打撃から脱し始めた状況が暗転しかねないし、それはどうしても避けたい事態だと思う。
飯伏くんは既に弁護士は二人付けてるとも言ってたし、この問題はいずれ法廷で争われる様になるのかもしれない。
だからこそ余計にこの会見の場で新日本側に非があると認めるような真似はどうしても避けたかったのではないかと。
飯伏くんだって長年この業界にいるんだし、この自分と新日本とのトラブルによって重大な影響が生じる可能性も、選手たちへの影響も将来も思わないわけはないと思う。
でも多くのファンが言っているように、BOSJで選手たちがいい試合をして懸命に戦っているのに水を差すなとか、オーナーと社長が揃って会見をして真摯に謝罪し大人の対応をしているのに飯伏は歳はいくつなんだ、気に入らないなら新日本を辞めたらいい、と言ってるのは随分とお門違いだと思ってる。
パワハラとかセクハラとかそういう個人的な重大な問題を、会社の状況や偉いさんが頭を公に下げたんだからという理由で、引っ込めろ、公に語るなと言うのは本当にお門違い。
自分がそういう状況になった時も同じ理由で貝になるのかもしれないけど、だからこういう問題は影に隠れていつまでもはびこる結果になってるんだし。
そういう事言う人間は、長いものには巻かれるし平気で共犯者にもなるタイプなんだろうと思う。
まず、飯伏くんの母親がどうして飯伏くんと新日本との間のトラブルで自らの命を絶とうとしたのか、その理由はまだ公になっていない。
そこに直接の原因があったのかどうか分かってないのに、母親の自殺未遂は関係ないと断言する人たちの根拠は一体何なのかと思う。
飯伏くんがあれほど頑なに謝罪を求めている理由は分からないけど、それだけの重い事情がある可能性は低くない。
そしてそれは公に発表できる内容じゃないかもしれない。
言いたいことを言えない事情があって、でも感情の禍々しい波を抑えきれないから吐き出しているのだとしたら、賢いやり方ではないけど仕方ないんだろうなと今は思ってる。
飯伏くんは既に新日本を見切っている気がするけど、いわば自分は被害者なのに自分が悪いみたいに自ら辞めるのは嫌だと思っているのかもしれないし。
木谷さんと大張さんの会見を見て、解雇はないし今後も復帰したら新日本の選手として活躍してほしいと思っているし、本人もそのつもりだと意思を確認していると断言していたけど、いちいち強調されるたびに違和感しかなかった。
特に木谷さんが、お互いにわだかまりはない、少なくとも自分の方には100%ない、と言い切った時に、自分の方はそれで割り切っているから、もう飯伏の気持ちは自分には関係ないと言っているようにも見えた。
二人とも声を揃えて復帰はまだいつになるか分からないと言っていて、復帰までにはファンイベントなどやってほしいし、木谷さんは個人的な意見としてスターダムを手伝ってほしいとか言っていた。
これもほんと、まさに客寄せパンダ的だし、まだ復帰は難しい、出来ればビッグマッチでの華々しい復帰を、とか言って復帰を先延ばしにして、契約が切れるのを待つつもりなんじゃないかと言う気がした。
確かに飯伏くんが専属契約の所属選手であるにも関わらず、TAKAみちのくが主催する団体JTOでの試合に、試合をしたわけではなくセコンドとしてとはいえ出場したのは契約違反に相当する行為だったのは確か。
とはいえそれが、進退が掛かるほどの重要な規定違反だったのかと言えば、日本の法律を犯したわけじゃないし、ここまで拗れた事態になっていることが首を捻るような状況。
つまりこれは、ここまでお互いに拗れるような事が既に起きていたということだと思う。
新日本という会社に限らずだけど、プロレス団体というところは社会通念が希薄なところがあるのは珍しいことじゃないし、担当している部署や仕事によって勘違いして権力を笠に着る人間は往々にして見られる。
新日本が低迷期を抜け出してまた勢いを盛り返してきた頃も、勘違いした社員がSNS上でファンに対して横柄な態度を取り非難されたことがあった。
関係者に対してチヤホヤするファンも悪いんだけど、とにかくお近づきになって「自分は他のファンとは違う」アピールしたがるのは今も含めていつの時代にもいるからね。
飯伏くんがTwitterで名前を挙げてたスタッフも、実際には飯伏くんが新日本の所属になる前から関係があった人だと会見でも言ってたけど、長いこと選手や役員と関わってると何かいろいろと分を弁えない人も出てくるんだろう。
餅は餅屋だから、スタッフは必要以上に職務の範疇を超えて表に出てくるべきじゃないと思う。
そういう線引をしてないと、表に出てくるスタッフでさえファンはチヤホヤして、仲良くなったと勘違いして鼻が上向くのが出てくるんだし。
あくまでもファンはファン、スタッフはスタッフだから。
たとえ選手やスタッフと顔見知りになったとしてもファンはファンでしかないし、ファンに名前や顔を覚えられてチヤホヤされたとしても、裏方のスタッフはスタッフで選手じゃない。
分は弁えて線引きはしないと。
飯伏くんとそのスタッフは最初は上手く行ってたんだろうけど、所属になれば自由度も少なくなるわけだし、そういう事も含めて徐々に関係が変わっていったのかもしれないし、途中で飯伏くんが不信感を覚えるような決定的な何かが起きたのかもしれない。
新日本の所属選手になった飯伏くんが、随分と新日本の選手に溶け込もうと努力してたのは間違いない。
移動の時も別行動だったのを止めたし、合同練習にも参加し、他の選手と積極的にSNSで交流することも増えた。
必要な努力だったと思うけど、見てる側としてはまたそのうち行き詰まってしまうんじゃないかと感じてたのも確か。
DDTと新日本の同時所属時代は、結局心身共に無理が来て両方を辞めてしまったからね。
とにかく、私自身ももう飯伏くんに新日本で復帰して頑張って欲しいとは思ってないし、今はお母さんと自分の事だけを気遣っていて欲しい。
新日本側が誹謗中傷は辞めろと言ったにもかかわらず、双方に対して酷い言葉を投げかけるファンとは言えない下劣で下等な連中が後から後から湧いて出てるし、新日本も会社として宣言したなら毅然として法的な措置を取るべきだと思う。
何人か酷いのを見繕って人身御供にしてやりゃあいいんだよ。
今回のことでは、本当に社会経験も乏しそうな浅い奴が多いんだな、というのもよく分かった。
今回の件も、精神年齢も含めてガキであればあるほど、簡単に双方を……特に飯伏くんの方を悪し様に罵ったり否定したりするんだろうな、と思ったわ。
あんなに単純に物事が考えられるっていうのが、見てて笑えるぐらい。
でもそんなコメントとかツイートとか見てるのも不快なだけで時間の無駄だし、事態が動いていくのを静観してるしかないんだな、と。
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ここんとこ、この内容ばかりでちょっとねえ(-_-;)
明日以降はもうちょっといろいろ書いていきまする(^_^;)
ではでは、今日はこれにて〜〜☆