日本では『世界3大ギタリスト』と呼ばれていた、文字通りリビング・レジェンドだったジェフ・ベックが亡くなってしまった。
78歳。
元気なままだったら今年で79歳になるはずだった。
ていうか、あの辺りの年代のミュージシャンの中でも特に元気そうな人だったのに。
細菌性髄膜炎という病気で、急なことだったらしい。
同世代のミュージシャンと言えば、イギリスのギタリストだけでもジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、リッチー・ブラックモア、ロン・ウッドなどなど、つまりはビートルズとかローリング・ストーンズとかレッド・ツェッペリンとかそういうもはや神話的なアーティストが、文字通り綺羅星のごとく群雄割拠していた時代。
ジェフ・ベックとジミー・ペイジとエリック・クラプトンが日本で世界3大ギタリストと言われたギタリストなんだけど、この3人は時期は違うけど全員ヤードバーズというバンドに在籍してたんだよね。
私はロッド・スチュワートと彼が出した『People Get Ready』って曲が好きなんだけど、ジェフ・ベックと言えばやっぱり『Blow By Blow』ってアルバムかなあ。
彼はとにかくノスタルジックな昔人気があったミュージシャンにはならず、常にアグレッシブで進化し続けたアーティストだったと思う。
寡作な人でもあったけど、色んな人と仕事したりステージに立ったりしてたし。
今回の急な訃報で、伝説級のアーティストが続々と彼の死を悼んでいたけど、ギターで身を立ててる人で彼のプレイを聴いたことがない人がいたら恥ずべきだと思うし、そんな人がいたらいたら驚くかも。
本当に、突然過ぎてピンとこないけど、あの世代のミュージシャンたちが当然なんだけど揃って80歳ぐらいになってる事実に愕然とする感じ。
本当に寂しい。
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そして訃報が続いたこの数日。
かつて90年代にスーパーモデルと呼ばれたトップモデルたちの中でも、さらにその頂点の10本の指には確実に入ってたタチアナ・パティッツが56歳の若さで亡くなった。
乳癌だったそう。
左から二番目奥のブロンドの人がタチアナ。
前列左からナオミ、リンダ、クリスティ、シンディ。
この頃のスーパーモデルたちは、本当に有名だったしスターだった。
今のモデルたちとは存在感が桁違いだったからこそ、彼女たちが今でもランウェイに立ったり一流ブランドの広告媒体に登場しているんだと思う。
最近だとクリスティ・ターリントンがルイ・ヴィトンの草間彌生とのコラボの広告に登場してるよね。
リンダ・エヴァンジェリスタは整形のトラブルが元で大変だったみたいだけど、頑張ってかなり持ち直したようだし。
シンディ・クロフォードは娘も息子もモデルになってて、娘の方はそれなりに成功してるし。
ナオミ・キャンベルも最近でもショーに出演したりしてるしね。
歳は間違いなく取ってるんだけど、みんな今でも綺麗だもんなあ。
タチアナ・パティッツも自然体な自分の姿を見せていて、凛とした美しさは年令を重ねてからの方がさらに際立っていたように思う。
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彼女と同年代で54歳だった、エルビス・プレスリーの娘のリサ・マリーも急死したし、なんかこう続くとねえ、時間って止まらないんだなと当たり前のことを改めて感じたりして……。
リサ・マリーはほんの数年だったけどマイケル・ジャクソンと結婚してたことがあって、当時は大きなニュースだったな。
けっこう何度も結婚と離婚を繰り返したようだったけど、最後は幸せだったんだろうか。
ご冥福をお祈りします。