ではでは、かなり久々の(^ ^;)Malo劇場の続きでございます!
TV出演を終え、リリさんの所からタトの家に戻ってきたフラコさん、全ての元凶であるタトに食って掛かりますが、タトはこのシレーッとした憎たらしい表情(-_-;)
優しくて穏やかな反面、ラティーノらしい激しい側面も持ち合わせてるフラコさんは、凄い形相でタトを非難しますが、その場にいたチームのコーチとメルセデスに止められます。
さらにチキさんとアンギーラも駆けつけ、フラコさんをなだめて制止します。
この間、フラコさんはスペイン語ではありますが、4文字言葉を連発してタトを罵っております(^ ^;)
一方こちらは、微妙な空気が流れるチームのロッカールーム。
ミゲルさんはラロちゃんに「友達からチームのHPにクリスタルの選手はみんなゲイだとからかう書き込みがたくさんあるとメールをもらった」と心配そうに話しますが、ラロちゃんは「そんなの予想出来た事だろ」とはぐらかそうとします。
ミゲルさんは「でも俺は次の試合が怖いよ。相手チームのファンたちになんて野次られるか……」と不安そう。
ラロちゃんは「だけど敵チームのファンはいつも俺たちを扱き下ろしてるだろ?相手にしなきゃいいだけさ」と言いつつ、髪を弄くってる時のラロちゃんは内心動揺してるんだよね(笑)
ラロちゃんの言葉に、ミゲルさんは一応納得した様子。
そこに……
アンギーラに伴われ、不安げな面持ちのフラコさんがロッカールームに。
フラコさんを見て、ラロちゃんはやはり落ち着かない様子。
フラコさんもチームメイトの視線が気になって、とても不安そう……
アンギーラは「なんだよおまえたち、フラコのサインが欲しいのか?どうしてみんな黙ってるんだ?」とチームメイトたちに声をかけます。
するとマキシモさんが自分のバッグを退けて「ここへ来いよ、フラコ」と言ってくれます。
アンギーラは「みんなリラックスしろよ。フラコ、大丈夫だよ」と。
フラコさんは緊張した様子だけど、マキシモの隣りに腰を降ろします。
チキさんとアンギーラは前からフラコさんの秘密のことは知ってたんだけど、チームメイトたちも全員じゃないにせよ、フラコさんがそうなんだろうなーってのは薄々気付いてて、見て見ぬ振りしてたような感じだったみたいだしね。
とりあえず今日の試合頑張ろうぜ、という雰囲気にはなりましたが……。
フラコさんはラロちゃんを見つめますが……
ラロちゃんは居心地悪そうに、また髪を弄ってます(^ ^;)
まあ、ラロちゃんはどうしてこんな事態になったのか全然事情が分かってないうえに、なにしろ渦中のフラコさんの恋人なんだもん。
そりゃ落ち着いてられんわな。
試合前の練習が終わり、コーチはこれからホテルに戻って各自調整をし、今夜の試合はリラックスして、落ち着いていこうとみんなに言います。
選手たちはぞろぞろとロッカールームを出て行きますが、マキシモがコーチに「頼むからフラコと同部屋にしないでくれ。あんた俺を殺す気か?」と。
コーチは「変更するから心配するな」とマキシモに答えます。
マキシモはフラコさん自身に嫌悪感があるわけじゃないんだろうけど、要は公になってしまった以上、これまで通り知らん顔して普通に接する事は出来ないってことなのよね。
何も知らないという事が前提なら、ただの普通のチームメイトとして接する事に何も問題はないわけで。
ラロちゃんはフラコさんを置いて、他のみんなと一緒には出て行かずに、一緒にいるのよね。
こういうさりげない場面にも、萌えはあるよねえ(笑)
マキシモの言う事は仕方のない事とはいえ、心配そうにフラコさんを見つめるラロちゃん。
フラコさんはうつむいたまま静かに涙を流します。
こうなる事も予想はしてたんだろうけど、フラコさんには厳しい現実。
やるせなさそうに、ただ涙を流す事しか出来ないフラコさんの姿に、ラロちゃんは立ち上がってフラコさんに近づき、「フラコ」と声をかけます。
しかしフラコさんは「行くんだ、ラロ。行ってくれ。俺はおまえと一緒にいるところを人に見られたくない」と涙声で訴えます。
しかしラロちゃんは、すぐに納得して去ったり出来ません。
躊躇するラロちゃんに、フラコさんは語気を強めて「行くんだ!」と言い放ち、ラロちゃんは納得はしてないだろうけど、フラコさんの気持ちを汲んでその場を立ち去ります。
去っていくラロちゃんを見つめ、フラコさんは深い孤独感に苛まれるように、涙を流し続けるばかり……(涙)
これからホテルに移動するらしい、クリスタル御一行様。
ミゲルさんがラロちゃんに話しかけてきて「ちょっと聞いてもいいかな?」と。
ラロちゃんが「いいよ。何?」と答えると、ミゲルは「おまえってこれまで何度かフラコと同部屋だった事あるよな?」と。
ラロちゃんは「ああ、何度かあるよ(それが何?)」て感じで答えます。
するとミゲルは「教えてくれよ。彼は何かおまえにして来たことある?」とストレートな質問を!(^ ^;)
ラロちゃんは「なに言ってんだよ?俺たち同じ部屋で寝ただけだ。俺たち友達だぞ!そんなこと1回もないさ!」と不快感もあらわにミゲルを批難。
ミゲルは肩を竦めながら「ただ聞いてみただけだよ!聞いてみなきゃ分からないだろ?」と。
ミゲルさんって、なんか憎めないキャラだよね(笑)
てか、一緒に寝たってそれ、別の意味でも事実だよね、ラロちゃん(笑)←やめい
一方フラコさんはコーチに、これ以上余計な問題を起こしたくないから、自分は常に誰かと相部屋にはしないようにしてくれと申し出ます。
コーチは「それはいい考え方だと思うよ。俺たちはずっといい関係だったけど、正直昨日の君の言動によって、これから誰かが君と部屋をシェアするのは問題になるからね」と。
まあコーチもフラコさんがゲイだって事は二の次で、とにかく公にしちゃったことを問題視してるわけよね。
フラコさんはラロちゃんの方に目を向けますが、ラロちゃんは目も合わせてくれません……
ホテルの部屋で、ひとり物思いに耽るフラコさん。
その時、部屋をノックする音がして、物憂げな仕草で立ち上がったフラコさんは戸口に向かいます。
開けたドアの向こうに立っていたのはラロちゃん!
ラロちゃんの顔を見た時の、フラコさんのハッとした表情がなんか萌えるんだよね〜〜。
ラロちゃんはまるで「俺は逃げたりしないよ」とでも言うような、強い意志を感じさせる表情でフラコさんを見つめます。
フラコさんの胸に去来した思いは何だったのか、視線を落としてラロちゃんを部屋の中に促します。
「正直ね、TVを見た時は死ぬかと思ったよ」と言うラロちゃんに、フラコさんは「俺がおまえを裏切ろうとしてると思ったのかい?」と尋ねます。
「思わないよ!そんなこと思わなかった。でも、事が複雑だったから……」
「なあ、ラロ。俺は絶対におまえを裏切ったりしないよ」
「俺だって絶対あんたを裏切らないよ。もちろんそうさ。あんたが俺を裏切ったり出来ないことは分かってる。あんたはただ俺を驚かせただけさ。まさかTVの前でカムアウトするとは思わなかったから」
「俺自身も、あんなことするとは思ってなかったよ。でもしなきゃならなかった。リポーターはもう全て知ってたんだ。すっぱ抜かれてスキャンダルになるよりは、と思って……。俺は俺に出来ることをしたんだよ」
「俺には分からないけど、でも……他にもっといい方法があったと思うんだ。そう思わない?これからどうするつもりなの?」
「分からない。待つだけだよ。みんながどうリアクションするのかをね」
「みんなの反応はきっと悪くないさ。ファンはみんなあんたを愛してるよ、フラコ」
「分からないよ、ラロ。明日の試合で何が起こるか待とう。今はもうこれ以上、何も考えたくないよ」
「いいよ、分かった」
「……あのね、悪くとって欲しくないんだけど」
「ここにいちゃ駄目だ。部屋に戻ってくれ」
フラコさんの言葉を拒むように、ラロちゃんは「フラコ……」と。
「俺と一緒にいたところを誰かに見られたくないんだ。部屋に戻ってくれ。お願いだから」
フラコさんの言葉に自分への思いやりを強く感じたラロちゃんは、囁くような微かな声で「分かった」と答えます。
そして後ろ髪を引かれるような思いを断ち切るように、フラコさんをパンパン!と叩いて部屋を出て行きます。
再び部屋に一人残されたフラコさんの胸中は……
(T T)
というわけで……
まあ、フラコさんの苦悩と苦難は、実はまだまだ序の口なんですが……(汗)
フラコさんがゲイだということはゴシップ的噂としては既に流れてたようだし、業界内では半ば公然の秘密としてバランスを保ってたと思うのよね。
ラロちゃんと恋仲になるまでは、フラコさんが特定の誰かと付き合ってたこともなかったし、なにしろ世間的には美しい妻と二人の愛らしい子どもを持つ、サッカー界の世界的スター選手だったわけで。
フラコさんが見境なく好みの選手に手を出してたわけでもなく、それなら表面的にはフラコさんがゲイだというのは事実ではない、というスタンスでみんな納得してやってきてたわけでしょ。
それがこうして公にカミングアウトしちゃあね、もう知らん顔してる訳にはいかなくなったってことですよ。
今回のカムアウトに関しては、フラコさんも熟慮する時間もなかったし、とにかくラロちゃんを守りたい一心でしたことでね。
だからフラコさんのことを思ってくれるラロちゃんに、何度も「一緒にいるところを人に見られたくない」と遠ざけるわけですよ(涙)
ラロちゃんもフラコさんの気持ちが分かるからこそ、本当はつらい思いをしてるフラコさんと一緒にいてあげたいのを我慢するのよね。
最後、ラロちゃんが部屋を出て行く時も素っ気ない感じがするけど、あそこでキスなんかした日には、フラコさんとラロちゃんのストッパーはいとも簡単に外れちゃいますからね(^ ^;)
私の今回の一番の萌えどころは、フラコさんが開けたドアの向こうに、強い意志を感じる眼差しでラロちゃんが立ってた場面。
ラロちゃんの愛を目の当たりにして、ハッとするフラコさんの表情がこれまたいいのよね〜〜♪♪
で、悩む、落ち込む、泣くフラコさんの顔が、これまた悲しくも美しくて素敵なんだわ!
終盤に差し掛かったとはいえ、まだまだ続くMalo劇場。
さらなる苦難の数々が二人に降り掛かってきます……
ではでは、今日はこれにて〜〜☆