ナグロンおさらい19<S3 _ #9>

ではでは、ナグロンおさらいの続きです。
いよいよ最終回も迫ってきましたねえ。
今回はなかなかに切ない。そして萌える!(T T)

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スパルタカスたちの陣営に馬に乗ってやって来る者が……
警戒して待ち構えていましたが、それは愛するクリクスス様を殺された後、敢えてスパルタカスたちのところに戻された、衰弱したナエウィアでした。
彼女の腕の中には、クリクスス様の首が……!

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生きていても意味が無いと嘆くナエウィアに、スパルタカスは「話してくれ。共に悲しみを背負おう」と静かに語りかけます。
この場にはガンニクスもいて、クリクスス様が戦士として戦って死んだのではなく、ティベリウスに背後から刺され、無念の最期を遂げたことを知り憤ります。

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そこに、ナエウィアが戻って来たことを知ったナシルが、アグロンの事を聞きにやってきます。
「アグロンは?クリクススと同じ運命に?それともまだ……」

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ナエウィアの表情から全てを悟ったナシルは、悲しみに顔を歪めます。

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そして目に涙を浮かべながらも、グッと唇を噛み締めて取り乱すことも泣くこともしません。

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でも、少しよろめくように無言で立ち去るナシルの姿は、本当に悲壮感に包まれてて……(T T)
そんなナシルを、スパルタカスもガンニクスも黙って見送るしかなく。

ここからは未公開シーン。
ナシルは何かに取り憑かれたように、手厳しく未熟な者に訓練をしています。

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「そんなことじゃ、首が飛んじゃうよ!」と激しく叱責し、さらに一撃を加えようとするところにカストゥスが声をかけ、「見事な指導だ」と訓練を中断させます。

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ナシルは訓練していた男に「食事をとって反省を」とそこで訓練を終わります。
そして、カストゥスに「来いよ。俺たちも何か腹に入れよう」と言われますが、「食欲は無いよ」と答えます。
食べることに興味が湧かない、ってなニュアンスで言ってんのね、ここ。
きっと、アグロンが死んだと知ってから、まともに何も食べてないんじゃないかな〜〜(涙)

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カストゥスは「話すのも嫌か?おまえが落ち込んでいるのを見るのは俺もつらい」と。

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ナシルはカストゥスに「心から愛した男は別の道を選んで、もう二度と会うことは出来ないんだぞ」と、カストゥスを詰ります。

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カストゥスは「アグロンは天敵だったが、奴の宿命は理解出来る」と。

この時のナシルの表情って、ものすごくギラギラしてるっていうか、鬼気迫るような迫力があるのよね。
本当は肉体的に疲弊しているだろうに、気持ちばかりが昂ってる感じで。

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カストゥスが額に掛かった髪に優しく手を伸ばすと、ナシルは憤然とすごい勢いでその手を払い除け、「悲しみにつけ込む気か!!」と怒鳴ります。

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そして、カストゥスが「ただ、おまえを慰めたくて」と言うと、その横っ面にけっこうな勢いでグーパン!

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「おまえさえいなければ、アグロンは残ったさ!」とカストゥスを詰りますが、カストゥスは「奴が去ったのは、自分でそれを選んだからだ」と反論。

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その言葉にナシルは再びカストゥスを殴り、「アグロンが去ったのは僕のせいだ!」と叫びます。

この時のナシルの迸るような叫びが、これまで溜め込んでいた心情を一気に吐露した感じで切ないのよ〜〜!(涙)

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「僕がおまえに関心がある様子にアグロンが気付いたから、彼はクリクススと一緒に……!!」
と、さらにカストゥスに殴り掛かるナシル。

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しかし、食事もろくにとらずに昂った気力だけで持ち堪えていたからか、脚がふらついて倒れ込んでしまいます。
そんなナシルをしっかりと抱きかかえるカストゥス。
ナシルの目からは、取り返しのつかない自分への悔恨と愛する者を永遠に失った悲しみの涙が止めどなく溢れて……

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そんなナシルの姿に、カストゥスも声を震わせながら「生きた時代が悪いんだ。善人に報いない神も……」と呟くのでした。

ナシルはカストゥスの話を聞きながら苛立ちを隠せない様子で、挙句何度も殴ってますけど、それって実はアグロンを失った原因は自分にあると分かっていたからだと思うのよね。
もしアグロンが本当に死んでたら、ナシルはきっと自分を許せないまま、近い将来後を追うように命を失うことになったんじゃないかと思います。

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一方こちらは、これをチャンスにムカつくガキを始末してやろうというカエサルの陰謀にまんまとはめられたティベリウスが、意気揚々と父クラッススの名代としてポンペイウスに会うつもりでやってきたものの、待ち構えていたのはカエサルの思惑通りスパルカスだったという……(笑)

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そしてスパルタカスは、ティベリウスが持っていた剣を見て、クリクスス様を屈辱の中で死なせたというのが、この少年だと気付くわけです。

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スパルタカスたちは、クリクスス様たちの弔い合戦をするべく、闘技場に見立てた広場を造り、捕らえたティベリウスたちを相手に戦うことを決めます。
しかし、ティベリウスは自分たちの死を奴らの娯楽にしてたまるか、と部下たちに戦うことを禁じます。
この後コーレがやって来て、ティベリウスから今でもクラッススが自分を愛していて、待ってくれていると聞き喜ぶんですが、これがこの後のこの女の暴挙に繋がるわけですよ!(-_-;)

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いくら拒否すると言ったところで、捕らえられた身ではどうすることも出来ず、結局は戦うことになるティベリウスたち。
ナシルもスパルタカス軍の戦士として戦いに挑みます。
このナシル、カッコいいよね〜〜!

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「おまえたちを1000人殺しても足りないが、おまえの死をアグロンに捧げる!」
と、ローマ軍の兵士を相手に戦うナシル。

何度も書くけど(笑)始めは剣が重いと愚痴ってた頃とは別人の様に、雄々しく堂々と戦う戦士・ナシル!

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剣は重くて苦手だったけど、槍は使いやすかったのかな?
体も小さいし、確かに槍の方が有利かもね。

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字幕の台詞はナエウィア。
ナシルの戦いを見ながら、クリクスス様や昔の事を思い出してスパルタカスと話してるのね。
可憐な花とも例えられたナエウィアは、ナシル以上に戦士になるなんて思えなかった人だけど、過酷な運命に立ち向かうために、戦う力を身につけることで立ち直ったのよね。

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一方こちらは、カエサルの口車に乗せられて息子を使いに出してしまったことに気付いたクラッススが、今度はカエサルが出向かざるを得ない状況にして、ティベリウスと引きかえに500人の捕虜を返すという交渉に出向かせたのよね。

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ついにナシルの勝利!!

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カストゥスはナシルの力強さに感嘆し、ナシルはナエウィアに「今度は君の番だ」と告げます。
この時点では、二人とも恋人を亡くした者同士なのでね〜〜。

ナエウィアはこの後ティベリウスと対決するんですが、ついに憎い仇のティベリウスを討つ寸前にスパルタカスに止められ、カエサルが告げた条件をどうするのかはナエウィアの判断に任せると言われるんですね。
結局彼女は500人の捕虜の命を取り、ティベリウスを殺すことを諦めるのです(T T)
それなのにさあ!コーレときたらティベリウスをカエサルに返す時に、あっさり刺し殺しちゃうわけよ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
ティベリウスじゃなくても、寵愛を受けている愛人の自分が戻れば、500人の捕虜との交換は成り立つとか言っちゃってさ!
一歩間違えたら500人の捕虜、皆殺しですよ!(-_-;)
私、ほんっっっとにこのコーレの自意識過剰で自己チューなとこが嫌い(爆)

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ちょっと順番が前後しちゃってすみません(汗)
実はその500人の捕虜の中にいたんですね!アグロンが!(T T)
まあ確かに致命傷にしては浅い感じっていうか、決定的に死んだ!って感じじゃなかったんで、これも十分あり得たことなんですが、ナグロンファン狂喜ですよね!(笑)

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カエサルは、反発心旺盛で屈する気配がまるでないアグロンの事をクラッススに説明中。

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いえ、私アグロンのファンですけど、どうもこうクリクスス様やガンニクスと同等なんて言われると、それは納得しかねる(笑)
側近としてはそうかな、と思えなくもないけど、やはり剣闘士としてはスパルタカス、クリクスス、ガンニクスの三人は王者じゃないですか。
WWE世界王者とIC王者の差はあると思う(^ ^;)

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カエサルはこういう配下が欲しいというんだけど、クラッススは屈服させないと気が済まないらしい(-_-;)
どこまでも反抗するアグロンを磔にして見せしめにしろと命じます。

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アグロンはカエサルに悪態をつきますが、カエサルはそんなアグロンを嘲笑いながら「もう剣は握れなくなるぞ」と。

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ああくっそ、腹立つーーーーーーー!!!!(怒)
おまえなんかいずれそのうちエジプトの小娘に振り回されて、ブルータスおまe(ry

アグロンの両手に、無情にも楔が打ち込まれて……(T T)

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アグロンの悲痛な叫び声と、楔を打ち込む音がこだまする広場。

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そしてアグロンは、クラッススの命令通り磔に……。

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クラッススも息子を殺されたのは確かなんだから、いくらコーレが帰って来たからってバカ正直に交渉に応じるのもどうかと思うんだけど、約束を反古にするのはプライドが許さなかったんですかね。
そうしてもらわなきゃナグロン的には困るわけで、この結果はOKなんですがね(^ ^;)

続々と捕虜たちが帰還する人の波を眺めながら、ナシルは「この中に僕の愛する人はいない」と呟きます。
でもね、この前のカットをよーく見ると、実は既にスパルタカスとアグロンが人ごみの中にいるんですよね(笑)

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悲しげなナシルに、カストゥスが背後から声をかけ、ナシルは「え?」とカストゥスたちの方を見ます。

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ナシルがカストゥスに促された方に目を向けると、そこにはもう永遠に会えないと思っていた最愛の男の姿が!!

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この時、ナシルはアグロンを見てものすごく驚くわけでもなく、ただハッとした顔になると、次の瞬間には何かに導かれるようにスッと歩き出すのよね。

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ナシルの姿を見送るナエウィアとカストゥスの表情は、どこか切ないのね。
ナシルは人ごみの流れに逆らいながら、ひたすらにアグロンを見つめながら歩いて行きます。

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悲惨な姿だけど、そこには確かに愛するアグロンの姿が!
ナシルの表情に生気と感情が戻った感じがいいのよね、ここ。

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そしてナシルは、ついにアグロンの元に……

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この時のナシルの表情、もらい泣きしちゃうよね!
そっと、確かめるようにアグロンの頬に手を伸ばすナシル。

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うなだれていたアグロンが顔を上げ、ナシルの顔を見ます。

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ナシルを見て、グッと涙をこらえるような一瞬のアグロンの表情に萌え。

この時のナシルの台詞の字幕の訳、やっぱり納得出来ないけどね(^ ^;)
実際には「神々が君を僕の腕の中に返してくれた」って言ってんのよ、ここ。

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このアグロンの台詞の字幕も納得しないですよ!(笑)

「そこ(ナシルの腕の中)から一度でも離れた俺が間違っていた」と言ってます。

目に涙を浮かべながら、何度もアグロンの頬を撫でるナシルがもう、いじらしくてね!

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キスしてもいいじゃん、ここ!とも思うけど、このナシルの表情が素晴らしいので、これはこれでよかったとも思いますね。

二人の姿を見つめるカストゥスは、この二人の絆の間には割り込む隙など一分もないと悟ったような表情。
可哀想だけどこれは仕方ないよ、うん。

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ナエウィアの方が可哀想だよね。
だって彼女にはこの奇跡は絶対に起きないわけだから。
切ない……(涙)

ナシルはスパルタカスからアグロンを引き受け、恋人と共に一緒に歩いて行きます。

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スパルタカスは皆を集め、クリクスス様や失った仲間たちを弔うことに。

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今は再会の喜びを分かち合え、クラッスス軍が近づいている、と。
アグロンが素直にナシルに頼ってる感じがいいのよねえ。

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スパルタカスは「我々の腕の中から去った者たちを忘れてはならない」と言うと、ナエウィアにたいまつを渡します。

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ナエウィアは「クリクススに!」と叫ぶと、クリクスス様の首が置かれた祭壇に火を放ちます。

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燃え盛る炎を見つめながら、スパルタカスは「スーラに!」と叫びます。

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さらに「ウァロとミラに!」と叫ぶと、それに続くように「オエノマウス!」とさけぶガンニクス。
え、メリッタは?と思ったのは私だけ?(^ ^;)

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するとみんなが次々と失った仲間の名を叫び出します。

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裏切り者になっちゃったけど、一緒にローマに売られて来た元カレだもんね。
こういうとこ、ザクサは優しいよね。
そして最後は皆がクリクススの名を叫びます。

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みんな声を限りに叫んでるんだけど、ナエウィアはただ涙を流し、アグロンとナシルも声を上げません。

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スパルタカスは涙を浮かべながら「クリクススの名で天を引き裂け!」と。
でもスパルタカスもその名を叫びはしないのよね。
アグロンの胸の内にはどれほどの事が渦巻いているのかは分からないけど、それはやはり悔恨の類いなんじゃないかなと思う。
あの時点では袂を分かつのは他に選択肢のない事だったんだろうけど、こういう結果になってしまうと、失った仲間たちは帰って来ないわけだから。

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そんなアグロンの悔恨や哀しみを無言で受け止めているようなナシルの表情。

そして皆の哀しみを包み込むように燃え盛る炎……

今回のナグロンは、単純に萌えといっていいのかどうか、って感じもするんだけど、二人の絆が二度と壊れることはなくなった事だけは確か。
未公開シーンは、あれがなきゃナグロン的には何かと納得出来ない部分があり過ぎでしょうよ、と(-_-;)
アグロンと別れた後もナシルはカストゥスには全くなびいてなかったわけだし、アグロンを失ったと分かってからは、自分のことは二の次になるほど生への執着も薄れてしまっていて。
あんな風に自分の感情を爆発させるように吐露する場面は、絶対に必要だったと思う。
アグロンはアグロンで、再会した時のナシルの表情を見て、離れたのは間違いだったと心底思ったんじゃないかな。
ナシルの事を思っての事だったけど、ナシルの気持ちを本当には思いやってなかった、自己満足なだけだったのでは、と。
でもって、なによりも、こんなにも、自分はナシルを愛してるのだと実感したんじゃないかなあ。

ではでは、今日はこれにて☆

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