2.12 NOAH 日本武道館

ではでは、NOAHの武道館大会の感想を。

平日でコロナ禍の中、会場はさすがに全盛期を知ってる身からすれば「ライト暗いし、寂しいなあ」という感じもしつつ、同時に「思った以上にちゃんとお客さん入ってる!」と嬉しい気持ちにもなりましたよ(^^)v

前回のNOAHの武道館大会では、昨年リングを去られた佐野さんと、今も懸命にリハビリを頑張ってらっしゃる高山さんがタッグチャンピオンで、大好きなタッグだったKings of Wrestking、当時のROHでタッグ王者として活躍していた、クリス・ヒーローさんとクラウディオ・キャスタニョーリ(現WWEのセザーロさん)のタッグ王座戦があったんだよね。
この試合、何回見ても最高なんだわ°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そんなこととか思い出しちゃってた。

最初の試合は、斎藤さんとオカキンのシングルマッチ。
今回の武道館大会、純太と雅央さんが出場できなくなって残念だったわ~~(~_~;)
試合の方は、オカキンもそれなりに頑張ってたけど、やっぱり斎藤さんの武道館への思いの強さや、雅央さんの分も試合に込める気持ちの強さ、そして何よりも地の力の差が出たな、と。
正直、後半は斎藤さんに根性試されてるっていうか、厳しさを叩き込まれてる感じだったもんね。
この日踏ん張れなかったところを踏ん張れるようになったら、今よりもう一つ上に行ける。
体も大きくしてるし、トータルに頑張ってほしいね、オカキンには。
斎藤さんが天井を指さすの、涙出たわ。
見ててくれたと思います、ええ!(´;ω;`)ウッ…

二試合目は、小峠くん・矢野くん・稲葉くん vs YO-HEYくん・はじめちゃん・藤村くん。
試合は藤村くんが小峠くんに取られたんだけど、やっぱりYO-HEYくんと小峠くんは手が合うよね。
今回は髪の色もYO-HEYくんらしい色にしてきてたし、コンディションも良さそう。
こういう大きな舞台は似合うなあ、と思う !(^^)!
リングでトンボ切るの、しばらくやってない時期があったんだけど、あの頃は膝が悪かったみたいね。
今は良くなったんだと思うと、トンボ切るたびに嬉しくなるわ(笑)

矢野くんは身体能力は高い方だと思うけど、大技やるより基本の技をしっかり習得してほしい。
打撃がめっちゃ弱いんだよね、まだまだ。
あれは研究と練習積んでほしい。
見てて大変よろしくないです(笑)
コーナーから場外に飛ぶとか、まだ早いと思うんだよね。
怪我しても困るしさ。
藤村くんも、もっと個性が欲しいなあ。
若いとこれからいくらでも努力できるし、化けたりもするし、見てて楽しみ (^^♪

はじめちゃんと小峠くんは、あんまり因縁ある感じに見えなかったね(笑)
でもあれもさ、小峠くんが裏切った裏切った言うけど、その一方でYO-HEYくんが原田くん裏切ってフルスロに来るの画策してたわけじゃん、裏で。
人のこと言えないだろ、って思うんだよね。
インタビューで「安易に桃の青春復活する方を取った」、とはじめちゃんは小峠くんのこと非難してたけど、なんでも計算づくのあなたとは思考回路も違うのでは?と意地悪なこと思っちゃったよ。
悪いけど、YO-HEYくんもいずれは偽装離婚やめるんで、よろしくね(笑)

稲葉くん、この試合ほんとに印象に残ってない(爆)
ヤバいと思うわ。
いっそジュニアに転向したらいいんじゃない?と思うけど、W-1でベルト巻いてたし、そうもいかんか。

第三試合は、ヨネさん・谷口くん vs モッチー・将斗さん。
谷口くんは、ちょっともう、無理なんじゃない?さすがに……(-_-;)
小橋さんが言ってたフルネルソンどころか、変なダンスするし、痛々しいわ。
あれならほんと、マイバッハやってる方がいいよ。
試合はヨネさんが負けたけど、谷口くんがモッチーと将斗さんにボコボコにされたら、目も当てられん、情けなくて。

モッチーと将斗さんは、所属団体は違うけど組んだことあるし、息もぴったりで素晴らしかったね。
将斗さんは、所属外の選手と組んでしっくりくる相手はあまりいないけど、望月さんはその中の一人と言ってたしね。
他は弾丸ヤンキースの時の杉さまだろうね。
将斗さんがM’sに入った時の、杉さまとのTwitterでのやり取り(with丸ちゃん)めっちゃ面白かった(笑)
これはまた見たいタッグ。
その時のスケジュールが大丈夫だったら、タッグリーグに出てほしいな。

第4試合は、杉浦軍 vs 金剛の12人タッグマッチ。
この試合が、緊急事態宣言の煽りを一番受けた試合だったね (-_-;)
だってさ、武道館大会に選手は全員出したい、でも午後8時までには終わらなきゃいけない、ってことで、人数多いユニットにそのしわ寄せが来た、って感じでしょ。
この大人数のタッグの中に、勝ちゃんがいるのが残念だったなあ。
まあ、もちろん杉さまもそうだけどさ。

ほんとはヘビーのタッグ王座戦も武道館でやりたかったんだと思うけど、その試合入れたら絶対尺が足らなくなっちゃったもんね。
まあ、この試合について言えば、勝ちゃんのセクシー悪彦シャッタータイムと、カシンがパクってシャッタータイムとか、そんなことしか印象に残ってない(爆)
あと、見ながら「村上は自分の仕事よく分かってる、プロだね」とか言ってた(笑)
一応、横浜武道館である杉さまと桜庭さん vs 勝ちゃんと北宮くんのタッグ王座戦の前哨戦も兼ねてたんだろうけど、あんまりそれっぽくはなかったなあ。

第5試合は、小川さん・HAYATAくん vs コタさん・日高さんのジュニアタッグ王座戦。
そろそろコタさんのターンだろと思いつつ、だからって武道館で日高さんがいきなりGHCタッグ獲るのは納得いかんな、と思ってたんだよね。
でも、いざ始まってみると、実質的にほとんどコタさんと小川さんのシングルマッチみたいでさあ……(-_-;)

いや、もちろんみんな上手い人達なんだから、試合自体は悪いわけないですよ。
でも、どっちのチームもタッグらしい鮮やかな連携があるわけじゃなし、HAYATAくんも日高さんも自分の得意なムーブなんかで見せる場面はあっても、結局は小川さんとコタさんのアシストって感じで。
試合は最後、またもや小川マジック……っていうか、一瞬の隙をついてコタさんを丸め込んでピン。
なんかね、あっけには取られるんだけど、もうちょっと見終わってスカッとした試合見たいな、という気持ちになるんだよね。
大体、一点集中でどっかを痛めつけまくる鬱展開か、こういう最後は隙ついて丸め込みばっかりで、正直もう飽きた(-_-;)

だって、HAYATAくんがヘデックで勝った試合とか、殆ど無いでしょ。
小川さんにいろいろ教えてもらうのはありがたいとは言え、別にHAYATAくんに小川さん二世とか小川さんのクローンみたいになってほしくないからね。
HAYATAくんはタッグ王座はずっと持ってるイメージだけど、それも小川さんと組んでるからって感じだし、シングルには全然絡んでない。
今年でもう34歳で若手だけど新人じゃないし、いつまでも小川さんの優秀な補佐みたいな立ち位置でいてほしくないんだよね、選手として。
美味しい思いしてんの小川さんだけじゃん、結果的に。
もっといろんな選手と絡んで、全体的に選手の質上げてくれたらいいんじゃないの?
そういう立場でしょ。

まあ、王座戦の試合としては期待以下の試合だったね。
2年前なら普通の大会で見れたレベルの試合。
で、試合後もまたスティンガーと杉浦軍で睨み合いのワンパターンだし。
そもそも、杉浦軍ジュニアとの抗争、戦争とか言いながら全然そんな感じじゃないし、地味でつまんないんだよ(-_-;)

HAYATAくんはほんと、カッコよかった(笑)
髪もメッシュ入ってたり、コスも新しかったりで。
進さんはセコンドにちゃんと付いてたね。
でも、ダムズの人だからどれぐらい参戦できるのかなあ。

第6試合は、原田くん vs 吉岡くんのジュニア王座戦。
この試合ねえ、途中から完全に吉岡くん押しだな、ってのが分かりすぎるほど分かって、聴いてた評判ほどいい試合とは思えなかった。
だって原田くんがいつもの原田くんじゃないの、明らかだったでしょ。
完全に受ける側に回ってたからね。

実際この試合が決まった時から、吉岡くん押すんだろうなって雰囲気ありありで。
この試合に勝ったら、本当にNOAHの一員になれるとか言われたんじゃ、そりゃ勝つんでしょうねとしか思えないじゃん。
試合前から原田くんも吉岡くんのことめっちゃ評価してたし。

なんかねえ、このところNOAHも露骨にベルトを記号として使い始めたよね。
吉岡くんは確かに良い選手だけど、チャンピオンとしてこれからNOAHジュニアを引っ張っていけるかっていうと、弱いと思う。
派手な技が多い分目は引くけど、毎回代わり映えしないと見飽きるタイプ。
あんまり試合に強いフックはないなと思うんだよ、見る度に。
「おお!なんじゃこりゃ、すげえ!」って言うより「ああ、いいんじゃない?」ってぐらい。

最後もなんだかあっけなく終わっちゃったし、吉岡くんの王座戴冠ありきな試合だったと思う。
これも王座戦としては、イマイチだったな。
見ててしんどかったけど、原田くんと小峠くんのシングルの方が遥かに良かったもん。
次の挑戦者はその小峠くんになったわけだけど、これでもし桃青が連敗ってことになったら、随分な新顔押しよねと思っちゃうわ。

第7試合はスペシャルタッグマッチ、秋山さん・丸ちゃん vs 海斗くん・いなむー
さすがにまだ、秋山さんと丸ちゃんが組んだら、海斗くんといなむーが勝つのは難しいんじゃないかと思ったけど、海斗くんもいなむーも冷静な部分がありつつも、体裁をかなぐり捨ててがむしゃらに突っかかっていったのが、最大の勝因だったと思う。
まあ、いわば勝てたのは時の運とも言えるけど、その勢いを呼び込んだのは二人の気持ちの強さだったと思う。

秋山さんは昔から冷酷と言えるぐらいの厳しい攻めをする人だったけど、最近はそこに円熟味が増して、その怖さの質が変化したと思う。
この武道館の後にあったDDTの遠藤選手とのKO-D王座戦でもそうだったけど、緩急の付け方というか、畳み掛けた時の凄まじさが違う。
今のNOAHにもいろんな怖い先輩レスラーはいるけど、秋山さんはまたちょっといないタイプの怖さがある人なので、清宮くんもいなむーもすごくいい経験が出来たと思う。
丸藤さんも、対戦相手からも秋山さんからもいい刺激を受けてたのが分かったし、いつにも増してキレッキレだった気がする。

この対戦は上手い具合に上の世代と若い世代の戦いを見せられたと思う。
勝敗を超えて両方にとって旨味があったと思うんだよね。
試合後に秋山さんが海斗くんといなむーに何か言ってて、最初は試合後の興奮冷めやらぬ様子だった海斗くんといなむーが、殊勝な表情になってしっかり秋山さんの言葉に頷いてる様子に、GHCを巻いた王者があんな姿を皆に見せては駄目だ、みたいなことを杉さまが言ってたけど、私はそうは思わなかったけどね。
確かに場合によっては「おまえ、今それは駄目だよ!」って事もあるだろうけど、選手にもよるし状況にもよる。
そういう臨機応変な対応が出来ないのって、逆に団体を代表する選手としてはアピール力に欠けると思う。
杉浦貴が不遇な時代のNOAHの王者の時、彼は強かったけどプロレス界全体にアピールする魅力はないと思ってたからね。
逆に「そういうとこだよ!」って言いたい気分になったわ(笑)

第8試合は、拳王くん vs 船木さんのナショナル王座戦。
NOAHファンには拳王くんに甘い人も多いけど、彼は王者としての説得力のある試合ができない。
相手の厳しい攻めに耐えて耐えて、最後に大逆転して勝利を勝ち取る!というのとは明らかに違う。
攻め込まれて攻め込まれて、為す術もなく防戦一方、ちょっと反撃してもすぐまた劣勢になり、最後に取ってつけたように何故か勝つ、そんな試合ばっかり(-_-;)
いつも相手次第。
自分主体で試合が作れない。

小川さんはさ、文句のつけようもなく上手いんだよ。
だから個人的に好みの試合じゃなくても認めざるを得ない。
でも拳王くんの試合は違う。
あんなのどっちが王者でどっちが挑戦者か分かんないし、試合が終わった後も拳王くんはダメージ大だけど、船木さんは汗もかいてない!(-_-;)
試合中も、思わず声が出るような鮮やかな動きや攻撃を繰り出したのは、圧倒的に船木さんの方。
プロレスファン歴長い人が見ても短い人が見ても、なんでこれで拳王くんが勝つの?と思うような試合だったと思う。
ま、ぶっちゃけやる前から結果は分かってたけどね(薄笑)

ナショナル王座なんて拳王くんが持ってから何の存在感もないし、勝ちゃんがあんなに早く落とす必要あった?と思うけど、あれも勝ちゃんが金剛に入るための種まきだったのが後になって分かったよね。
彼自信のNOAHや武道館への思いが本物じゃないとか、そんなことは思ってないけど、だからってそれだけで分不相応な立ち位置に据えるのは良くないと思うんだよね。
実際、GHCヘビー持った時も何も残せなかったのが事実だから。

今回も入場してくるシーン見て、華がないなあ……っとつくづく実感したもん。
場持ちしないんだよ、あの大舞台に対して。
次のメインイベントで武藤さんと豪ちゃんが入場してくるシーンを見て、それ確信したしね。
試合後のマイクの方が試合中より元気があるとか、どうなの?
芝居っ気満載なのに辿々しいマイクで、毎度聞いててうんざりする(-_-;)
プロレスラーは総合点だと思うけど、インリングパフォーマンスもマイクもルックス(体格)も点数低いもん。
総合点、高いわけない。
過大評価し過ぎだよ。

そしてメインイベント。
潮崎豪 vs 武藤敬司。

武藤さんが最初にGHC王座に挑戦表明した時、さすがに獲ることはないと思ってた。
武道館で潮崎豪が武藤敬司にベルト獲られるなんて、絶対あっちゃいけないことだと思ったし、それではこれまでに防衛してきた誰よりも武藤敬司が上ということになる。
ただ、この日の武道館はこのメインに至るまでの試合、全てが大方ファンが望む通りの結果になってると感じてたので、嫌な予感はしたんだよね。
記念すべきNOAHが帰還した武道館で、最後は豪ちゃんが「I am NOAH!」で締めるのが理想的だけど、そこをひっくり返すのが今のNOAH、攻めるNOAH、みたいな浅いこと考えてんじゃないかなって。

だから、まさかまさかで最後に豪ちゃんが負けた時は、やっぱりか!!(怒)と思う気持ちもあるにはあったのよ。
だけど一つだけ確かだったのは、試合自体は非常に素晴らしかったという事。
武藤さんは対戦前までバイブルの違いとかいろいろ言ってたけど、実際にはあの年齢で30分近く戦ったし、豪ちゃんの破壊力のある技も受けまくったし、自分は出す技の数は少なく効率的に、というような試合じゃなかった。

豪ちゃんは相手を自分のペースに巻き込んで試合を有利に運ぶタイプじゃなくて、相手の土俵に上がって真っ向勝負するタイプ。
それ故に武藤さんの足攻めで膝にダメージを負う事になってしまったけど、それでも窮地に屈することなく立ち上がって怒涛の巻き返し、もう絶対獲ったと思ったよ。
それが、最後の最後にまさかのフランケンシュタイナー!!
でも、最後の瞬間まで決まると思わなかったもん。

豪ちゃんは憤懣やるかたないと、鬼のような形相で武藤さんの握手を、手を叩いて激しく拒否したけど、この場面はすごく良かった!
握手なんかしちゃいけない、というわけじゃなくて、豪ちゃんがしてた覚悟の強さやチャンピオンとして背負っていたものの大きさとか、そういうありとあらゆるものに対する感情の吐露が、その表情と態度にまざまざと現れてたと思うので。

この試合のことについては、まだまだ書きたいことはあるけど、今日のところはこれで(^_^;)

週プロの今週号と、武道館特集号の表紙を見るとしんどい気持ちになるんで、武藤さんが好きって気持ちより、今回のことに関しては豪ちゃんの方に感情移入してるんだなと思う。
それだけ厳しい戦いをずっと勝ち抜いてきたんだから。

うん、やっぱりまたいろいろ書こう(笑)

ではでは、今日はこれにて〜〜☆

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