とりあえず先に1.4

長いのでいろいろ割愛しますが(^_^;)

アントニオ猪木メモリアルマッチ。
永田・小島・真壁 vs. 4虎・みのるん・藤波さん

新日本プロレスも長い間に色々様変わりしてきたけど、やっぱり『ストロングスタイル』というのは継承されていってほしいし、されると思ってる。
この世代の人達の試合には安心感があると言ったらちょっと変だけど、プロレスらしいプロレスを見せてくれる。
最近は大技をやってりゃ凄いと思うファンが多すぎると思うので、もっとベーシックな部分も見て楽しめるようになってほしいなと。
上手いと唸るのって、大技の時じゃないんだよね。
大技で感嘆するべきはアクロバティックな部分だけじゃなくて、精度の高さとフォームの美しさが大事。
形ができてりゃいい訳じゃないし、気持ちが次の技に行ってて雑な人も多い。
運動神経が良いだけじゃいいプロレスラーにはなれないんだよね。

この日は最後にかずちんも「1、2、3、ダーーーー!!」やったけど、オールドファンとしては(笑)やっぱり藤波さんがやってくれて方がグッときた(笑)
かずちんの猪木さんに対する思いは、手を合わせることは叶わなかった相手への尊敬と憧れだけど、藤波さんには数え切れないほどの対戦とドラマと歴史があったわけで、正直なところ藤波さんが猪木さんの死に際してあそこまで男泣きに号泣するとは思わなかった。
だからその姿を見た時に、見てるこっちも泣けたんだよね。

この大会ではWWEにいたサシャ・バンクス改め、メルセデス・モネーが登場。
王座戦に勝ったカイリちゃんをノックアウトしとったね(^_^;)
ムタ・ラストマッチの大会に唐突に女子選手の試合が組まれて、女子見ない人からしたら「誰?」というか、名前聞いたことある選手もいたけど、なんか試合もイマイチだったよなあ。
せめてもこっちの元WWE選手ぐらい登場させてくれないとインパクトないし、NOAHの方に出てた女子選手のイメージが古臭くて、今こんな感じなの?(笑)とか思っちゃったわ。
そもそもスターダムもいちいち大根役者が大根芝居するから嫌いだけどね。
日本の女子が嫌いってことじゃないんだけど、とにかく声がキャーキャーうるさいのが多くてそういう選手はすごく嫌。

IWGPヘビー級タッグ王座を毘沙門の二人がFTRから獲ったんだけど、これは本当にいい試合だった。
私は何年も前に後藤ちゃんには見切りをつけた(爆)んだけど、ヨシハシと二人でここまでいい試合が出来るようになったんなら、それはそれでいいのかなと。
後藤ちゃんがIWGPヘビー獲ってないままなのが未だに納得できないし歯がゆいところではあるけど、毘沙門になってからヨシハシはめっちゃ声も出すし堂々とものも言うようになったし、訴える力は以前とは見違えるようになったと思う。
NOAHの谷口にもこれぐらいの気概を見せてほしいんだけど、流石にあの人はもう無理かな。
FTRの二人は上手いし強いけど、華がないとこだけが残念かなー(^_^;)

ザックと成田のNJPW TV王座戦は、当然ながらザックが勝利。
正直なとこ成田とザックじゃ実力的に雲泥の差があったし、ドームの王座戦だからそれなりに見せたけど、実際には5分で決着が付いても、それ以下の時間でも驚かない試合だったと思う。
成田といい海野といい、誰が見ても劣化コピーしてるあのルックスは何とかした方がいいと思うよ。
ただただ気持ち悪い、二人共。
海野がモクさんのことメンターとか言って、デスライダー(しかもこいつめっちゃ下手くそ)使うのもムカつく。
海野も成田も新人の時から特別抜きん出たものがあるようには感じなかったし、まあ普通かなってとこだったから、今の猛プッシュはまさにオーバープッシュだし、押されたら今のファンはただただ乗っかるだけだからねえ。
しばらくはなんとかトップ選手になれるようゴリ押しするだろうけど、目に見えるものはごまかしようがないから。

そういうわけで、武藤敬司の新日本でのラストマッチにも海野はねじ込まれたわけだ(-_-;)
武藤さんの引退ロードの中でも、この試合は一番ぐらいに面白くなかったんじゃないか?
そして最終的に武藤さんの引退試合の相手が哲ちゃんになったことを思えば、それを見越してのブッキングだったんだなーと。
棚橋と海野が並んだ時の気味悪さは異常レベル。
正直なとこ棚橋がどう思ってるか知らないけど、良くも悪くもあの人は新日本のためなら何でも飲みそうなんで、先のことはどうでも今は好きにすればいいと思っているのか……

最近はサナダくんがいいようにされてるけど、彼も自分自身の魅力をアピールしきれないままここまで来てるし、やっぱり気持ちの強さが試合に反映されないレスラーはつらいもんがあるな、とは思う。
自己責任ばかりとは言えないのが生え抜きじゃない選手の辛いとこでもあるけど、海野上げのために使われるのはさすがに可哀そう。
そもそもなんで武藤さんの新日本ラストマッチで、海野がピン取って勝つのよ?(~_~;)
武藤さん自身もこの試合はイマイチ見せ場少なかったし、海野のための試合みたいでヤな感じだったなあ。
通路で棚橋と二人で座って話するのもわざとらしかったし、最近は一回受けると安易に同じこと繰り返すから、ほんとに運営側にセンスがないと思う。
で、この試合の後にL.I.Jがバクステでコメントしてる所に拳王たち金剛が乗り込んで来たんだけど、ほんとなんでバックステージなんだか(-_-;)
しかも翌日に哲ちゃんが言ったように、どうして5日の後楽園ホールには行かなかったのか。
いちいち格下感が出てて、本当に拳王じゃ役者不足なんだよね。
他のメンバーが話さないのは、拳王のアラ隠しだから(笑)

NEVERのタマちゃんとカール・アンダーソンの試合は良かったよ。
タマちゃんも随分と紆余曲折あったけど、彼の起用も新日本は下手だったよなあと思う。
あと2、3年は早くG1に出してあげて欲しかった。
まあ、今こうして長年の苦労が報われる時が来ただけいいけどさ。

ジュニアの4WAYは、太ちゃんがピンされることなくベルトを落とす羽目に。
ヒロムがワトを下してベルトを手にしたんだけど、やっぱり王座戦で4WAYはないよなあ。
でもまあ、この中にクシダがゴリ押しされて入ってないのは良かった(笑)
そもそもWWEに行く前からいいと思ったことなかったし、なんであんなに猛プッシュされてたのか。
ビンスの時代だったら絶対WWE入りはなかったと思うよ。
ビンスは面食い&マッチョ好きだから(笑)

今回の目玉はなんてったってUS王座戦のオスプ対ケニーだったよね!
話題性と期待値ではメインを大きく引き離してたと思う。
棚橋の悪しき影響のせいがかなり大きなウエイトを占めていると思うんだけど、ケニーの試合は危険と簡単に言い切る浅い連中が多くて辟易とする。
未だに沢山いるからね、誰かの受け売りを鵜吞みにしてドヤ顔で講釈たれる浅いファンが。

私はオスプの試合は好きじゃないけど、それでも過激さを追求するばかりの危険なプロレスとは思わないし、ケニーさんや飯伏くんと同じタイプだとも思わない。
あの人はあれだけの身体能力がありながら、相変わらず人様のシグネチャームーブを多用するし、正確さに欠ける。
いや、彼の身体能力の高さを考えたら出来るはずのことが出来てないというか、ひとことで言えば雑で美しさの完成度が欠けてるのよ。
人の技をオマージュと言ってれば使うことでリスペクトと思ってるらしい、こだわりの薄さがそこに出てると思う。
ケニーとの差はそこにあるのかなと。
ケニーには絶対的な存在感と華があるし、試合をやるうえでのストーリーテラーとしてのスキルの高さが段違い。
ケニーはその試合の持つテーマにこだわるし、ココイチの時のコスチュームにもドラマ性を持たせる。
今回の入場時のスクリーンに映し出された映像にもこだわりがあったし、試合の中でもカミゴェを炸裂させた場面なんか真骨頂だったと思う。
もうね、オスプの両手首をキープして、これはもしかして⁉と思った瞬間、鳥肌立ったよね!(笑)
あれだけ去る背中に石でも投げつけるように非難したケニーに対して、やっぱりすごいとと言わざるを得なかったファンは思い知ればいいわ!(゚Д゚)ノ

この試合は34分ぐらいあったし、メインも33分ぐらい。
つまりセミとメインだけで1時間以上あったってことよね(^_^;)
別に見ててそれが長いとか中だるみしたとは思わなかったけどさ。

メインはジェイとかずちんのIWGP世界ヘビー級王座戦。

ジェイはYLの頃からそうなんだけど、なんかこう器用貧乏って感じなんだよね。
タッパもあるし運動神経もいいし、いずれはトッププッシュされるだろうなあと思いつつ、そこは気になってたところ。
ソツはないんだけど、イマイチ面白みがなくて、これと言った売りがないんだよなあ、ジェイは。
そしてやっぱりヘビー級王者としては細いし、ルックスが貧相なんだよなあ。
筋肉ついてるし腹筋割れてても、力強さが感じられないと言うか。
そもそもジェイがいつまでもヒールやってんのもどうなんだろうなあ、と。
あの人はベビーの方が似合うと思うよ、実際のとこはね。

試合の方は、途中で外道の乱入があったりしたけど、一進一退の攻防が続き、かずちんの掟破りのブレードランナーが出たり(これ、上手かったよ・笑)、ジェイがレインメーカーを返したりして粘りを見せるも、最後は旋回式のツームストン・パイルドライバーからのレインメーカーでかずちんが王座奪取!
セミが苛烈な試合だったのでメインが心配になったけど、メインも白熱した試合だったから、酷く見劣りがするということにはならずに済んでよかったな、と(笑)
でも、試合後の余韻に浸るまもなく鷹木が来たのはうんざりだったなー(-_-;)
NOAHもそうだけど、ベルト奪取した後に余韻に浸るまもなくすぐに次の挑戦者が出てくるのって、興醒めするから止めてくんないかね?
鷹木が帰ったあとで、改めてのかずちんのマイクは感動的だったし、『1、2、3、ダーーーーッ!』で締めたのは良かったと思う。

一時期に比べたら新日本はかなり勢いを取り戻したし、客も戻ってきてると思うんだけど、押しどころを間違えたり独りよがりなプッシュを続けたら、またそっぽを向く人も出てくる気はするね。
何しろ最近はどこの団体も他の団体と複数交流を持つようになってきてるから、逆に言えばファンの目が他団体にも向く機会が増えてるということだから。
良くも悪くも比べられるってことよ。
まあ、あんまり交流が当たり前になりすぎると新鮮味もなくなるし、各団体の個性も徐々になくなって行くんじゃないかと思う。
フリーダムズとか大日本みたいにデスマッチという特徴があったり、DDTみたいに独自のカラーが強い団体はまだしも、今は新日本もNOAHも全日本も大差ない感じの演出というか、プロモーションや選手のキャラ作りもベースが似たりよったりの、下手くそなアメプロかぶれ風な感じになっちゃってるからね(爆)
適度な距離と緊張感を保ってないと、下手したら日本独自のプロレスは廃れてしまうかもしれないという危機感が密かにあるわ。

明日は1.5のことが書ければ書きます(^_^;)

ではでは、今日はこれにて〜〜☆

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